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2007年1月21日 (日)

Design Challenge #2

20070120_1 今日は土曜日だけれど、たくさんのクラスメートが学校に来ている。
先週末から始まったデザイン・チャレンジ#2が大詰めを迎えているからだ。午後2時から議論を開始して、一区切り付いたところで長時間の休憩に入ったので気分転換にこの記事を書いている。

話を戻すと、今回は前回のロボット設計とはうってかわって、非常に分析的で論理的な提案が求められる課題になっている。一言で言うと「新しい社会システムの提案」だ。
トピックはチーム毎に異なるけれども、僕らは「新しいエネルギー供給システム」を選んだ。他のトピックは

  • 飲料水供給システム
  • 食料供給システム
  • 医療のための社会インフラ

最終結果は論文形式でまとめた上、MITのシステム工学科(ESD)の教授とそれぞれの専門家を含めたレビュワーの前でプレゼンをやることになっている。

今回のチームメイトは僕を入れて6人なのだが、議論は非常に難航している。
取り扱う地域的な範囲をアメリカに絞っているのだが、解決策をどこに持って行くかで全くまとまらない。
日本人の僕と、中国人2人、アメリカ人だがエネルギー問題の専門家の1人は、将来的には石油エネルギー依存を脱してクリーンエネルギーに移行することと、エネルギー消費量を減らすことが非常に重要だと認識しているのだが、残りの2人のアメリカ人クラスメートにそれを理解してもらうのに丸2日かかった。
そして今議論しているのは「どうすれば一般的なアメリカ人”Average Joe & Jane”に省エネの意識を持たせることができるか」、「政府が補助金を出すことが当てにできないアメリカで誰がクリーンエネルギーの高いコストを負担するか」と言うところである。
唯一一致しているのは「新しいエネルギー供給システム」とは、「新しい技術を利用した継続利用可能なエネルギー供給インフラ」だけを指すわけではなく、そこに移行させるための設備、教育なども含める必要があると言うことだ。まだ道のりはとても長そうだ。

それにしても、アメリカ式議論は非常に疲れる。各自が意見をぶつけ合ったり攻撃と防御を繰り返さなければ気が済まないので、お互いの意見を聞いてその違いと妥協点を探ろうという日本的な考え方は全く通用しない。できるだけ積極的になろうとはしているけれども、まだまだ期待される域にはほど遠いようだ。

9時から再度ミーティングなのだがそこで僕はケーススタディとして

  • 日本で省エネが推進されている現状はどうやって作り出されたか
  • 日本におけるエネルギー政策と新エネルギーの導入状況

について説明することになっているので頑張ります。

・・・その前にまずは晩ご飯。

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