« Communication Seminar | トップページ | Birth Registratoin »

2007年3月26日 (月)

授業 System Architecture (Vol.7)

20070326_1_1 システムの価値とは何だろうか。

簡単に言うと、かけたコストに対して得られる利益だ。簡単な物差しとしては利益とコストの比で測ることができる。ただし利益はお金だけじゃなくて重要性や安全性、意匠、ブランドなど主観的にしか判断できないものも含まれる。

そしてその利益はシステムの何から生まれてくるかというと、システムが外部にもたらす機能と、その善し悪し(性能)だ。一方でコストはシステムを構成し、それを維持することで生じてくる。
結局、システムの価値はアーキテクチャーの善し悪しに大きく左右されると言えるだろう。

ここで思い出して欲しい。
・Value related operandとは何だろうか
・Externally delivered functionとは何だろうか

結局のところ、意外に思われるかもしれないけれども、システムがもたらす利益、メリットはシステムのアーキテクチャーやハードウェア構成に関係なく定義できるものであり、コストはアーキテクチャーの善し悪しで決まってくる。
もちろん机上の空論をしても仕方がないので、技術的実現性、政治的な関係、組織の能力、その他の制約などを勘案した上で最適化し、実現性の裏付けを取らなければならない。

こういった限られた状況の中で、如何にして求められた利益を生みながら低コストで信頼性の高いシステムのアーキテクチャーを「創造」するか。さらには、無理だと思われていた価値をもたらすシステム、新しい価値観を生み出すシステムを「創造」するか。
これがシステムエンジニアの仕事のおもしろさであり、教科書や理論を越えた経験やセンスがものを言うちょっとアートな世界でもある。

次回はコンセプトについて。

« Communication Seminar | トップページ | Birth Registratoin »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Communication Seminar | トップページ | Birth Registratoin »