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2007年4月19日 (木)

Sad News

20070418_11 日本でも大きく取り上げられているみたいだけれども、ヴァージニアテックでの銃乱射事件はここボストンでも非常に大きな衝撃を持って受け止められている。留学生のクラスメートのうち何人かは海外にいる家族から「大丈夫か?お前のいる大学やろ」と連絡を受けたらしい。
それはさておき、昨日はどのニュースチャンネルでも長い時間を割いてこの事件を扱っていたし、今日はMITの学長から全学生に弔意を示すメッセージとMITの教会で祈りを捧げる式典が行われる旨の連絡がきた。自分が何かしらの不安や精神的な混乱を感じたらメンタルヘルスケアサービスを受けるようにとのアドバイスも添えられて。(学校の医療保険はメンタルケアも含まれている)

同じアメリカの大学で学ぶ者として決して人ごとではないのは、例え比較的安全なボストンとMITと言えども同じリスクを背負っている実感が少しは有るからだ。今日は授業の前にクラスメートと宿題についてのディスカッションしていたところ脱線して、この国の社会システムはどこかおかしいよねと言う話になってしまった。6人ともアメリカ人じゃなかったからかもしれないけれども、確かにこの国で生きていくのはタフなことは間違いない。

まず、一般的にアメリカでは学生にせよ社会人にせよ常に非常なプレッシャーに打ち勝ちながら人生を切り開いていかなければならない。MITは世界最高を誇るためか多少特別らしいけれども、努力すれば報われる分、努力をやめてしまうことは「成功」からの脱落を意味する。SDMとSloanという二つの特別な環境にいるとそれを実感しないわけにはいかない。たいていの学生は常に90~120%で頑張らないとやっていけない。もちろんこれは良い面が大きいのだけれども、一度大きくバランスを崩してしまった人には一気に恐怖に変わりかねない。

そして2ヶ月ほど前だけれども、とある授業でこんな出来事があった。
学生がプレゼンテーションをしている間に教授がちょっと席を外したかと思うと、MIT Police(学校の警察組織だが当然武装している)が入ってきて1人の学生を連れ出した。場が乱れることもなく非常に穏やかに、そして静かに1分程度で事は済んだのだけれども、プレゼンテーションを遮って教授が皆に事の経緯を話し始めた。
パソコンを使ってはいけない授業で堂々とパソコンを使っていたので目立っていたからピンと来たらしいのだけれども、その学生(を装った一般人)は以前キャンパス内で銃を使用したことが有ったらしくキャンパスへの立ち入り禁止命令を受けていたそうな。
あのとき銃を持っていたかどうかは定かではないし、長い教授人生の中でも警察が授業中に入ってくる経験は初めてで、学生の皆にはこのような事態が起こって非常に申し訳ないと語ってはいたけれども少なくとも気分の良い話ではない。

大勢のアメリカ国民が平和と安全を願う中でこの手の事件は無くならない。巨大な国家と文化の流れがその変化を拒むのだろうか。

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コメント

>むーさん
久しぶり。こちらはようやく木々が芽吹き出し、木蓮が少し咲いているのを発見しました。5月になれば桜も咲くかと期待してます。
確かにアメリカの10年遅れと言われる日本もこの手の事件が増えてきたし、日本で銃が簡単に手に入らなくて良かったと心底思うよ。

日本は葉桜に変わりかけている今日この頃です。お元気?
さて、これは日本でもかなり衝撃的なニュースとして取り上げられてました。現場が構内で犯人が学生ということにもかなり驚きました。
銃社会アメリカならではなのかとも思いましたが、銃ではないにせよ同様の事件は日本でも起こっていたし日本の社会情勢も変になっているところは私も感じます。
どちらの世の中でもこれ以上社会不安がふえることなく、勉学にはげめるようにと願っています。

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