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2007年4月 6日 (金)

授業 System Architecture (Vol.8)

20070404_1_1 日本語には「概念」と訳される事が多い"Concept"。そのまま「コンセプト」と呼ばれることも多いことからもわかるように「コンテクスト」や「アーキテクチャー」と並んでなかなか日本語ではピンと来ない言葉じゃないだろうか。

定義の一例としては、
システム(や製品)の機能を物理的にどう実装するかについての考え方や見方、抽象的なイメージであり、アーキテクチャ構成の根拠となるもの。システム(や製品)をどうやって実現するかを示すもの。何をどうやって利用、運用するかの基礎的な考え方を表すもの

と言えるだろう。毎度の事だけれども「唯一の正解」は無いので他にも定義が有れば参考にして欲しい。

もう少し噛み砕くと、実現したい機能を物理構成に割り当てたのがアーキテクチャーだとすると、なぜそのような割り当て結果が得られたのか、それがどう使われることで目的となる機能を実現するのか、ということを説明するのがコンセプトだろう。

注意して欲しいのは、最終的に実現したい機能は、手段を限定することが求められていない限り、どうやって実現するかはわからない表現であることが望ましい。知らず知らずのうちに思いこみだけで実現方法を制限してしまうことがあるからだ。

それでも実際コンセプトとして表現されている事例を見ると、「何がどう構成されているか」という物理構成、もしくは「どう使うか」の手順だけが示されていて、何故何のためにそうなっているのかわからない事が意外に多い。

ちなみに「コンセプトモデル」という言葉は造形の分野で使われることが多いけれども、機能だけではなくて見た目のかっこよさなどに力点が置かれていることが多い。個人的にはそれが目的の一つであれば、コンセプトと言ってもいいと思っている。

写真はMIT Media Labが研究しているCity Carのコンセプトモデル。街中のチョイノリ用のシェアカーで、まるでショッピングカートのよう。

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コメント

>いまさん
わかりやすく説明できずすいません。
imaさんの理解に近いかもしれませんが、換言すると
Concept of Operationはシステムが誰からどういうインプットを受け取ってどういうサービスを提供するか、概念設計は「システムをどうやって実現するかを示すもの(考え方)を生み出す活動」だと思います。もちろん考え方を決めるには根拠が必要なわけですから、ラフに数字の当たりをつけておくわけですね。

StudyとDesignについてはどっちも設計活動を指す言葉だと思うのであまり気にしなくても良いのではないでしょうか。

「コンセプト」 難しいですね。

Concept of operation は「何をどうやって利用、運用するかの基礎的な考え方を表すもの」に、

概念設計 は「システム(や製品)をどうやって実現するかを示すもの」に、

それぞれ近いイメージで使っているんだと思います。概念設計は、厳密には英語のイメージと違いそうですね。Concept studyとはよく聞きますが、 Consept designとはあまり聞かない気もします。

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