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2007年4月20日 (金)

Tesla Motors

20070419_1 写真の車は最高時速200km、静止から時速100kmに達するまでの加速時間が4秒、高速走行時の航続距離320km以上、最高トルク248馬力。2人乗りのFR車。

 

 

20070419_11 車にちょっと詳しい人ならおやっ?と思うスペックだけれどそれも当然。実は市販の電気自動車なのだ。総アルミのシャシーにカーボンファイバーのボディ。モーターの最高回転数は13500rpm。ガソリンエンジンと違って回転数が上がっていくとジェットエンジンのようにキュイーーーンという音がするらしい。

この車を開発&販売しているのはTesla Motorsというカリフォルニアに本拠地を置く自動車会社。
ここで働くメカニカルエンジニアがMIT出身と言うこともあって、Tesla社とその電気自動車について授業で話をしに来てくれたのだ。
シリコンバレーで儲けた人達が先端分野に投資する事は珍しくなくなっているけれども、この会社もeBay、Googleなどの創業者やベンチャーキャピタルがお金を出している。ChairmanはPayPalの創業者であるElon Musk氏。彼は低コストの再使用ロケットFalconを開発しているSpaceX社のCEOでもある。
まだ衛星を軌道投入したことがないFalcon1とは違って、この車は既に今年370台を製造して、一台1000万円を越える高級車ながら売り切れているのだ。フェラーリなんかより格段に安いし、日本で慶応大が中心となって開発している電気自動車は参考価格が3000万円の予定と言うから格安なのかもしれないけれど。

彼らが集めた投資は総額$6000万にも上るので、黒字転換にはまだまだまだまだまだまだ時間がかかりそうだけれども、購入しているのが政府などの公的機関ではなく一般人というところが新しい可能性を感じさせる。
社員も既に250人を越え、急拡大中のようだ。そして2009年秋にはWhite Starというスポーツセダン(RX8、もしくはAristoみたいな?)を発売する予定で開発を進めているとのこと。既に基本設計とサプライヤー選定はほぼ終わっているらしい。

歴史を振り返ると意外なことにガソリンエンジンのような内燃機関エンジン車よりも電気自動車の方が先に開発されている。そして記録に残っているアメリカでの第一回自動車レースを制したのは実は電気自動車らしい。それでもガソリン車の性能向上に伴ってすぐに姿を消し、オイルショックの1970年代、そして1990年代後半に現れては消えている。
そして今、確実に新しい波が来ているようだ。

上のような話も面白かったけれども、それに続いて話してくれた開発の顛末やシステム開発に対する考え方、会社の動向がなかなか興味深いものだった。(つづく)

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コメント

>じゅんさん
日本メーカはハイブリッド路線ですが、どうなんでしょうね。
歴史的には昔から現れては消えているんですが。

日本で電気自動車のセダンを販売してみたいですね。

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