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2007年5月19日 (土)

Classes in the Spring Term

20070518_1
参考&自分のメモ代わりに春学期にとった授業リストと感想を。
授業の内容で面白かったことはこの休み期間中にどんどん紹介していく予定なのでお楽しみに。

  • コアコース

ESD.40 Product Design and Development (12単位, 通期)
製品設計からプロトタイプの製造までを通して経験する授業。
マーケティングやニーズ分析、ビジネスプラン、特許調査までやるのでかなりヘビーだけれども新鮮かつおもしろい。単なる工作じゃなくて、ものづくり全体のプロセスにふれることが出来たのは価値有り。担当はDaniel Whitney教授とPat Hale教授

ESD.721 Engineering Risk-Benefit Analysis (9単位, 3/4期)
確率統計によるリスクとメリットの分析方法、サプライチェーンとの関係などについて学ぶ。ベイズ理論や正規分布などを駆使するかなり数学的な授業だけれども、数学モデルは議論の促進や重要なパラメータの認識共有には使えるけれども、実際の確率値を精度良く見積もるのは難しいし、その信頼性の問題もある。なので、それだけを頼りに意志決定をするのは危険で間違ったことということを聞いて腑に落ちた。
担当はこの分野の第一人者らしいGeorge Apostolakis教授。Science of Accademyの会員らしい。期間はSDM用にアレンジされている。

ESD.802 SDM Thesis Seminar (3単位, 通期)
SDMの学生は研究室に所属するわけではなく、勝手にアドバイザーを捜すことになるので頻繁にアドバイザーになってくれている教授陣が交代で研究内容を紹介してくれるコース。研究室に所属するわけでもないSDMの難しいところだけど、逆に何でも出来る自由度はある。

15.840 Marketing in the Innovation Place (6単位, 前期)
開発した技術や技術革新を元に市場に参入するときに行うべきマーケティングについての授業。やはりIT系が多いけれどもエンジニアとしては新鮮な視点が多く、エンジニアもマーケティングはわかっとくべきと思わされた授業。何が商品やサービスの価値を生むのか、どうしたら買ってもらえるのかを考えさせられた。担当は訪問教授Barak Libai氏。

15.905 Technology Strategy for SDM (6単位, 後期)
新技術を持って市場に参入する場合や、大きく成長した後にこれまた新規技術や他の大企業に脅かされる企業がどう行動すべきか、その時点での市場動向や技術動向を分析する授業。Sloanでは全期で提供されているクラスをSDM用に半期で行うので毎回課される読書量が半端じゃない。
担当はMichael Davis氏。肩書きはシニアレクチャラーだが、携帯業界の共通規格を決めるコミッティーのコンサルタントをやっていることもあってIT関係の話題が多い。
単にいい物を作るだけじゃなくて、何が市場で価値を生むか、どうやってその価値を利益に変えるかについて考えさせられる授業だった。

ESD.762 Systems Optimization (6単位, 1/4期)
ふたを開けてみるとエンジニアリングとはあまり関係ない、投資配分と利益の最大化、リスクの最小化の数学的手法を学ぶクラス。
数学を駆使した経済の授業と言ってもいいほどで、ROIがどうとか減価償却がこうとかで、1ヶ月だけだったけれどもかなり濃い。みんな一週間に12時間以上費やした気がする。それでもYield Managementとか、投資リスクと利益の最大化とか、どちらかというとマネージメントやファイナンスについて学んだ気がする。
担当はDavid Simchi-Levi教授

  • 選択コース

ESD.58/15.365 Dsruptv Technology: Prdtor or Prey (9単位, 通期)
技術革新がどうやって起こってくるか。なぜ一世を風靡した企業が簡単に廃れていくのか。マクロ、ミクロの両方の視点から学んだ。そのダイナミクスはなかなか簡単に1つのモデルで表現できるわけではないけれども、1つの分析の仕方を学んだ。担当はJim Utterback教授。

15.980 Organizing for Innovative Product Development (6単位, 後期)
組織におけるコミュニケーションが距離や部屋のレイアウトによってどう促進減退するか、組織形態やヒエラルキー文化などが組織の違いによって何が利点で何が、問題点になるか、などについて学んだ。担当教授のThomas Allen氏の42年に渡る研究はデータの古さはあるもののマネージメントの観点からは学ぶ事が多かった。ただ、補聴器をつけての授業ということもあって学生の声が聞こえづらいのとテンポが緩いのが難点。御年75歳で今期限りで引退。最後の授業で学べたのはラッキーだった。

DAD.001 First Newborn Child Care(24単位相当,通期)
娘の出産から首が据わるまでの子育てを体験。義母のヘルプがなければ最初の一ヶ月は持ちこたえられたかどうかわからないくらいハードだったけど、最近は夜中に起きる回数がかなり減ったのでだいぶ楽になってきた。妻も頑張った甲斐あってか元気にすくすくと成長している。感謝。

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コメント

>130sさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
私の経験がお役に立てば嬉しいですし、質問なりご意見がありましたら
いつでも遠慮無くお願いします。

そして大学に入学されるということで、おめでとうございます!!

確かにアメリカの大学は実績もありますし、アメリカ人の物作りに対する取り組み方、考え方を知ったことで日本の物作りを客観的に見直せたのは良かったです。
一方で、日本で日本人の教員や学生と一緒に日本流のSDMを学べれば、それは大きな魅力なんですけどね。

ちなみに忙しい中、親戚のいない海外で父親になる経験は、暫く2人目が欲しくなくなるほどの苦労の連続でしたが、上手くいった今としては家族の絆が強まった良い思い出です。

はじめまして. 偶然この blog を発見しました.
いま日本で WEB系の SE をしていて, 今夏から米国の大学に編入学する32歳です. 最初に information systems の学部に入り(幾つか合格頂いてるものの今どこに進むか選択中), その後(MIT とは限りませんがどこかの学校で) SDM を学ぶつもりです. 2008年4月に開校する日本の K 大学の SDM にも合格頂いたのですが, 既に実績のある米国で学ぶことにしました.
毎回具体的な内容で, 読んでいて興奮します. 授業は, DAD.001 が最も単位も多いし, 魅力的だなあと感じました!!

2007年5月の分から順を追って拝見しており, またコメント投稿するかも知れませんがどうぞよろしくお願いいたします.

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