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2007年5月12日 (土)

PDD

さむい。

マンションの廊下にせよ学校の教室にせよ、冷房が入り始めているのだが暖房の時の温度設定とどうやら同じらしい。
夏が思いやられる。

とはいえ今日の午後の学校は、それに負けない熱気で盛り上がっていた。
Product Design and Development(製品設計と開発)という授業の最終プレゼンテーションとトレードショーが行われるからだ。
最優秀作品への賞金はなんと$1000!使い道はもちろん自由だ。祝杯を挙げるもよし、さらに開発を進めるもよし。

この授業が面白いのは、単に何かを設計してプロトタイプを作るだけじゃないところ。
マーケットリサーチに始まって、ニーズの明確化、特許対策、競合商品との比較、コスト分析と価格設定、さらにその商品を売って利益を出すためにどういう戦略を取って、どれだけの投資があればどれだけの利益を今後数年で見込めるかというビジネスプランまで立てなければならない。

日本の大学ではこんなコース無いなぁと思っていたら、アメリカ人に聞いても工学の授業でここまでやるのは珍しいらしい。

さて、僕らのチームは温度がわかるコーヒーマグを開発の対象に選んだ。
日本ではあり得ないけれども、アメリカではコーヒーを頼むと信じられない高温(多分90度くらい)で出てくる。香りも味も飛んでしまっているコーヒーが多いのもうなずける。
そんなものだからコーヒー好きのアメリカ人の悩みは、最初の一口でやけどすること、らしい。日本では絶対まずいコーヒーをどうにかする方が選ばれるとおもうけど、ここはアメリカ人モードに頭を切り換えて楽しむことにした。

200705011_1_2 それでできあがったのがこのトラベルマグ。予算の都合もあるしプロトタイプと言うことで見てくれはあまり良くないけども、カップの周りに温度で色が変わる液晶シートや高温で透明になる特殊なインクを塗って高温の場合は赤色が現れるなどしてこれまでにないマグを作り上げた。温度によって虹色に変化するマグカップはなかなか見事で前評判は上々だった。

プレゼンは投資家に扮した教授陣やTA達が、どうやって他社が参入しても利益を出せるのか、なぜその値段で売れるのか、どうしてその製品が魅力的なのかなどをズバズバ質問していく。

 

200705011_2 トレードショーはさながら新製品の展覧会。僕らは缶バッジやポスター、カタログシートなどを配りながらデモをしてアピール、他のチームはビデオや音楽を流したり、おそろいのTシャツでアピールしたりとなかなか楽しかった。

残念ながら賞金は逃したけれども、自分たちの作った物に満足だったし(賞金取ったらみんな1個ずつマグを作る予定だった)何よりビジネスプランも含めた製品設計の大変さを学んだ良い授業だった。

日本の大学でもそろそろ出てきても良さそうな授業だけどなぁ。

無理か・・・?

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