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2007年6月22日 (金)

INCOSE Annual Symposium

20070622_1_1

授業に出る以外は何もしないで寝ていたらだいぶ良くなりました。

さて、来週は世界最大のSE推進団体、INCOSEの年次シンポジウムが開催される。これまで5年にわたって毎年参加していたけど今年は授業があって行けないのが残念。このシンポジウムには世界中からSEの専門家が集まるので、論文発表を聞くのも面白いし様々な参加者と交流を深める事が出来るのが一番の魅力かもしれない。

最近は台湾、インド、シンガポールを中心にアジアからの参加者が増えているとはいえ圧倒的少数で、特に日本人は数人なのでシンポジウムでは結構目立つ。悲しいような嬉しいような複雑な気分だけど、その理由の1つには日本のように世界で車、プラント、ガスタービンエンジンなど比較的複雑で大きな工業製品を大量に輸出している国は、もっとINCOSEでの存在感を見せてもいいのではないかと思われている事があると思う。

もちろん文化的に欧米のSEと多少そりが合わないところとか、産学間の協力が少ないのでデータがあまり出てこないことがあるとしても、あまりに声を出さないのでミステリアスな国だと思われているのは何とも歯がゆい。もっとも僕も日本的な文化や考え方を上手く説明できたらなと思いつつ、こちらのブログで見つけたような上手い説明はなかなか出来ないでいる。

ちなみにINCOSEの会員は2007年6月現在で約7200人(日本地区所属29人)。プロジェクトマネジメントの団体PMIの会員数24万人(アジア地区6万人のうち、日本地区所属は3000人弱の模様)には遠く及ばないけれど、今年の3月にINCOSE日本支部も正式に承認されたことだし加速をつけたいところ。

個人的には欧米のSE万歳というわけではなくて、日本のものづくりにも欧米には無い誇るべきところが沢山ある。それでも欧米のように、企業独自のノウハウは隠しつつも、抽象化した情報だけでも皆で共有して刺激し合っている状況に比べると、トヨタ生産方式などが多少知られているだけで公開されている情報が非常に少ないように思える。各企業がそれぞれの経験と知識を独自に貯め込んで、しかもそれは全てが口伝直伝で伝えられていないだろうか。技術は文書化しても伝わらないことの方が多いけれど知っていれば済むことも沢山あると思うし企業の壁を越えて共有できることも沢山あると思う。

これは日本の産業界にとっても非常にもったいない気がするのは僕だけだろうか。それとも日本企業は日本らしく、企業間のコネで情報交換しているのだろうか。いや、そうだとしてもやっぱりもったいないな。

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コメント

>imaさん
コメントありがとうございます。
ナレッジマネージメント、何が難しくてそれは何故なんでしょうね。
それを知るのが成功への近道なんでしょうけれど企業単体ではなくて、産業界全体、国全体、世界中で各々の経験が共有できれば・・・なんてまた振り出しに返ってしまうのでした。

ナレッジマネジメントとして、データ・情報・知識・知恵とそれぞれのレイヤーで共有しようとする取り組みは日本の多くの企業で試みていますが、なかなか難しいみたいですね。うちの所でも、対象を絞って知識を共有する試みをやってます~。

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