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2007年7月 9日 (月)

ものづくり ~設計と才能~

20070708_1 要求や仕様が一意に決まったとしてもそれを実現するための方法は無限にある。そして設計、製造する側の能力よって性能や使い勝手などに大きく差が出てくることになる。

残念ながらSEや、設計論をどれだけ勉強しても良いシステムを設計する能力を身につけることはできない。ソフトウェアにせよハードウェアにせよ実際にものを作った経験がものをいうことは紛れもない事実なのだ。もちろん市販品と同じレベルで携帯電話やロケットを一人で作ってしまうのは不可能なので、小規模でもいいから実際に設計、製造、試験、運用してみれば良い。そのときにどういう事に気をつけなくてはならなくて、どういう問題がどの時点で起こるかをシステムを含めた各分野で少しでも感覚として理解していることが大きな助けとなる。

さらに面白いのは仕事上の物作りの経験だけでなく、幼少の頃からの物作りの経験もその人がどれだけ優れたシステムエンジニアになるかに大きく影響しているというMITによる調査結果もあって、個人的には少しは当たっているんじゃないかと思っている。

実はアメリカでもどうやったら良いシステムエンジニアを育てられるかと言うことはずっと議論の的になっているのだけど、まだまだ身をもって学ぶしかないと考えられているし、芸術と同じように、すばらしいシステムエンジニアには才能が備わっていただけだと考える人も多かったりする。

才能が寄与することは認めざるを得ないとしても、努力と経験によってかなりのレベルまでは到達できるんじゃないかと思う。問題は歳を取ると共に徐々に自分で手を動かしてものを作る経験がしづらくなる事だと最近実感し始めている。

 

余談だけれど、僕は物心付いたときからLEGOが大好きだ。それが最近のLEGOはハリポタやらスターウォーズやら最初から何ができあがるかわかっているシリーズが多くて面白くない。日本に帰って娘がもう少し大きくなったら僕が大昔に使っていた赤バケツをはじめとするベーシックなLEGOをプレゼントしようと思っている。
やはり自分で作りたいものを考えて、多少は不細工でも作りたいように作れる、あの無限の可能性を秘めたLEGOが好きだし、それでこそものを作る楽しみがわかるものだと思うのだけど、時代に合わなくなってきているのだろうか。

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