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2007年7月24日 (火)

System Dynamics(その4)~ビア・ゲーム~

20070722_1beergame2 実際に自分でやってみることで学ぶ機会が授業中に何度もある。これは間違いなく僕がMITを気に入っている理由の1つだ。
System Dynamicsの授業においてもPeople Expressという航空会社のシミュレーションソフトウェア(非常に良くできていたが、残念ながら商用ソフトウェアなので試してもらうことが出来ない)でバーチャルに経営することで企業を取り巻く環境のダイナミクスを把握することにチャレンジしてみたりと、理論の基礎を学んでなんでも出来そうな気になっていた自分に、その浅さをガツンと思い知らせてくれるからだ。

グループでチャレンジしたビア・ゲームはまさにその典型だった。本来はサプライチェーンマネージメントの問題としてMBAの世界では有名らしいけれどもこのゲームが教えてくれることはその範囲に留まらない。
全体を把握せずに各自が精一杯頭を働かせて最大限の努力をした結果がシステムを破綻させてしまう事を身をもって経験できる。これは良い体験だった。
「うちの会社は優秀な人材が揃っているしみんな頑張ってるのに何故状況が良くならないんだろう?」と考えたことがある人、このゲームを一度試してみることをお勧めする。もっとも解決方法が得られるかどうかは別問題だが。

日本語のサイトでも色々と紹介されてはいるようで、ここでは読み物形式で、ここでは本格的に紹介されているので簡単に説明していこう。

20070722_1beergame_2_3

上の写真にあるボードのとおり、このゲームは4種類の会社が必要なので4人以上でボードを囲み、それぞれFactory(メーカー), Distributor(一次卸し)、Wholesaler(二次卸し)、Retailer(小売店)に分かれる。僕たちは基本8人で2人ずつに分かれたが適当でいい。

次にボードの準備をしよう。

  • Customer(お客さん)の欄には毎週お客さんが買いに来る量が書かれたカード50枚を伏せて置く
  • Incoming Orders(受注伝票)とOutgoing Orders(発注伝票)のマスには各自が取引先に出す注文と、受けた注文とが書いた伝票を置く。最初は全てに4ケースと書かれた紙を伏せて置く
  • Transport Delay(配達中)のマス全てにはビールを表すチップが4つずつ、Inventory(在庫)の三角には12個づつ置く
  • Raw Material(原材料)の箇所にはビールを表すチップを無数に置く
  • Incoming ordersとOutogoing ordersの間には新しい注文票が50枚置いてある。

これで準備完了だ。ルール説明が終わればいよいよ遊べるけれど、その前に一息入れよう。
写真はボストンの地ビールSamuel Adams。バリエーションはもちろんのこと味の種類も豊富なので日本のビールよりも好きかもしれない。

ちなみに「ビールはどこ?」と言って登録していないクラスメートも何人かは授業にやってきたけれど、もちろん授業でビールが振る舞われる事はなかった。

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