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2007年8月28日 (火)

Function, Project, Matrix(その1)

20070827_1 Function, Project, Matrixと聞いて出てくるのは何だろうか。

期待している答えは組織の形態だ。

ファンクション制の組織とは、グループが専門分野毎に分かれている組織形態を指す。プロジェクト制はグループがプロジェクトチーム毎に分かれている組織だ。
もちろん、ファンクション制を敷いていてもプロジェクトチームが実際に動いている場合もあるし、プロジェクト制でも専門分野ごとの活動が有ることも否定しない。どちらに分類するかは、人が専門分野のリーダーとプロジェクトのリーダーとのどちらから仕事の評価を受けているかで決まる。

もちろん、どちらの組織形態にも長所と短所がある。
ファンクション制の場合は専門分野毎に纏まっているため、その専門分野の動向に敏感であり、組織全体がそれぞれの分野で高い専門能力を備える傾向にある。その反面、技術力の向上に傾注しがちで、マーケットのニーズに鈍感になって徐々にニーズとシーズの乖離が進む危険性がある。

逆にプロジェクト制の場合はシステム開発を通じて顧客と接する機会も多く、いかにして売れる製品を開発するかに傾注しがちになる。そのために各専門分野の動向に鈍感になったり保守的になったりすると同時に、専門能力が伸び悩んでしまう危険性があるのだ。

もちろん上手くやればどちらの制度でも問題は起こらない。しかし考えて欲しい。仕事が忙しくなってきたときに評価される仕事のペースを落として仕事上の評価を下げるリスクを背負ってまで、会社のために必要だからと言って自分が評価されないことを手を抜かずにやる人は稀だと言えるだろう。或程度までは出来たとしてもどこかで限界が来るはずだ。
単純なファンクション制とプロジェクト制はこのような問題が起こりがちなので、どちらかの方向に想定以上に傾かないようにルールを作って組織を舵取りしてやる必要がある。

マトリックス制はこれら両方の欠点を補って長所を生かす事を目的とした制度だ。(つづく)

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