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2007年9月 4日 (火)

Financial Accounting

20070903 Accountingの授業は落ちこぼれ気味だったけれども、Financial Accounting(財務会計)も何とか努力の甲斐あって遅れを取り戻し、Managerial Accounting(管理会計)ではちゃんとついて行けたこともあって、最終的には良い成績をもらうことが出来た。

今回は僕の苦手な財務会計について少し話してみたい。
一介のエンジニアとして仕事をしていると、特に自分の場合は財務会計を知っていることが得になることはまっっったく無い。それでもいつか組織の利益と投資と財務状況を気にしなくてはならないマネージャーになったときのために基本を覚えておくのは無駄ではないだろう。

かつて就職活動で、とあるIT関係の大企業の説明会に出ていたときに日本支社の副社長が自信たっぷりに「企業の価値とは株の時価総額で決まる!」なんて言っていた事に対して「ふーん、そんなもんかな?」なんて半信半疑でいたことに対して明確に「言い過ぎでしょ!」と言えるのはこの授業で学んだことだろう。そんな口車にはもう乗らない(あのときも乗らなかったけど。ちなみにその大企業の株価はITバブル崩壊と共に2年で半値となった)。

もちろん「価値」って何?という話しをしないことには始まらないのだけれど、企業が健全なビジネスをしているかどうか、上手い戦略をとっているのかどうかを判断するにはもっと色々な財務指標を総合的に見なければならない。ここではそれらを紹介するのは控えておくが、会計の教科書やウェブページを開けば色々と載っているし、少なくとも授業で使った教科書ではWal-Mart、Intel、Microsoft、GMCなどの大企業を例にどの分野のどの代表企業がそれぞれの指標でどういう値を持っているかを教えてくれる。

そして僕がこの財務会計から学んだ最も大事なことは、それらの公表される財務指標の数字を追うだけでは決して企業の健全性や善し悪しを判断することが非常に難しく、その企業会計の考え方を知り、時系列での流れを追わなければ何も見えてこないということだ。

その大きな理由の1つには、法律に抵触しない限り利益やコスト、資産や負債をいつどのように計上するかは企業の自由裁量に任されている事がある。教授は僕らエンジニアが実際に会計の計上作業をする必要は無いし、マネージャーになったとしても同じだと考えている。それでも実際にいろんな考え方やテクニックに沿って極簡単とはいえ、取引の計上、原価償却、連結決算などの計算をやってみると驚くほどに違う数字が並ぶことになるのは新鮮であった。もちろんお金や物の流れはどのような手法をとったとしても最終的な絶対量は変わらないのだけれど、年度末等の瞬間値として見るだけでは全体の流れは全く見えてこない。

なので少なくとも、数字の裏にある前提条件や時間的な変化を見ることなく、瞬間値を鵜呑みにすることが無いように、そして実際に掘り下げていく仕事を会計士に頼めるようになることが必要だと言うことだった。

これは工学の世界でも全く同じ話しだし、実際に自分で帳簿をつけてみるという授業のやり方もSEの授業と同じアプローチである。マネージメント(管理、事務)とエンジニアリング(開発、研究)では世界が違うけれども意外と必要な考え方は根本では同じなのだろう。
ただし自分が会計に向いていないことがハッキリわかったのも事実なのだが・・・。

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