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2007年9月13日 (木)

グループとシステム設計(前編)

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僕が取っているほとんどの授業で出される宿題はグループで取り組むことが求められている。どういうメンバーでグループを構成するかは自由なので、皆気に入った仲間と思い思いに声を掛け合ってはグループを組んでいる。ところが今期の授業の1つではこれまでに無いくらい多くのクラスメートがグループを組むのに苦労しているのだ。

その理由を考えてみると、実はグループでシステムを設計するときに直面する問題にも深く関係していることに気がついた。先に言っておくと、

  • 全体の状況がどうなっているか把握できないこと
  • 状況変化のスピードに比べて情報伝達に致命的な時間遅れがあること

というグループでのコミュニケーションの問題なのだ。

話しを戻すと僕もグループを見つけるのにかなり苦労した。
グループは3人と決められていて、とあるクラスメートからオファーを受けて2人組を組んだものの3人目が見つからない。見つかるのは2人組ばかりで逆に入らないかと誘われる始末。もちろん断るのだけれど、2日捜しても見つからなかったので一緒に組む予定だったクラスメートと別れて2人組に入れてもらおうという話しになった。
ところがその時点では以前に誘われた2人組のほとんどが3人目を見つけていた。
さらには、そういうときに限って入るグループを捜している1人が見つかるものの、元々組んでいたクラスメートは既に入るグループを見つけてしまっていたりする。
何とか2人組を見つけて収まったものの、今度は3人だったグループから1人が授業を取らなくなったので入らないかと誘われる始末。
この混乱はまだ少し続いている。

単に3人のグループを組むだけの話しなのに何故こういう事が起こるのか。

もちろんグループの構成人数が3人と決められていることがある。というのも、その場に3人居合わせれば良いけれども、グループを組みたいと思ったクラスメート2人同時に声をかけるよりも、まずは近くにいるクラスメート1人に声をかける方がやりやすい。
なのでまず2人グループを作ってから3人目を探し始めることが多かったためか、大量の2人組ができあがってしまった。もちろん2人組が3組集まってどれか1つのグループを割ればいいのだけど、どのグループも自分はそのままでいたいし、他のグループに向かって別れろとは言いにくい。

しかし一番の問題は、皆がが集まらないでこのグループ探しが進められたことにある。
最初の授業が始まる前からグループ捜しが始まっていたのだけど、そうするとメールや偶然会ったときに声をかけて捜すことになる。さらに秋学期は論文に時間をかけるために取る授業を少なくしている人が多く、クラスメートが集まる機会が明らかに減っている。
なので、誰が授業を取っているかもわからないし、わかっても誰が既にグループを組んでしまっていて、誰が1人もしくは2人を捜しているのか、順に聞いていくしかない。
しかもその情報は時間遅れを伴って伝わってくるので、耳にした時点で状況が変わってしまっていることも多いのだ。

もしも、皆が一堂に集まって「せーの」でグループ捜しを始めてその場で全て決められれば問題は解決する。
遠隔参加のクラスメートの事まで考えれば、オンラインで誰が誰とグループを組んでいて誰がフリーかをリアルタイムで確認できるシステムがあれば、こんな苦労はしなくて済んだのではないかと思う。

グループで行うシステム設計についても根本的に同じ問題が起こる可能性を秘めている。(つづく)

写真は円陣を組むラグビー日本代表。
広いフィールドに散らばる全員の状況と自分の役割を瞬時瞬時で判断しなければならないチームワークが物を言うスポーツだ。
ワールドカップ頑張れ!

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