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2007年9月29日 (土)

SE & PM

20070928_1 プロジェクト・マネージメントとシステムズ・エンジニアリング、どちらもシステム開発を成功させるために大事なことではあるけれど、その違いは何だろうか。

一般的に言われていることとして、古典的なシステムズ・エンジニアリングはQCDをコントロールする事が最大の目的だ。つまり、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期、スケジュール)をいかにコントロールして、顧客の欲しいものを手が出る価格で欲しいうちに届けるかが勝負なわけだ。言い換えると、顧客のニーズを理解して、それは何を提供すれば満たすことが出来て、どうすればどれくらいのことが出来るシステムを買ってもらえる値段と期間で開発できるかを考えて実行することが必要になる。もちろん単一のシステム開発だけではなくて、シリーズ化、他のラインアップとの共通化なども考える事は必要だけれど基本はここにある。

一方のプロジェクト・マネージメントはScope(スコープ)、Resource(人、物、予算)、Schedule(スケジュール)をコントロールすることが最大の目的だ。プロジェクトが成し遂げなければならない目標、つまり定められた仕様を満たすシステムを、限られた資源と時間内にいかにして開発終了まで持って行くかが勝負である。これももう少しかみ砕いてみると、プロジェクトを最大限成功に導くために、様々な関係者(Stakeholder)の全体の満足度が最大になるようにどう目標とリソースとスケジュールをコントロールして行くかにある。

これでは何となく違いがわかっても、どこに境界線があるかはハッキリしないと思う人も多いだろう。正直に言って僕は境界線は無いと考えている。
1つのシステム開発を成功させるという共通の対象物と目的に対して、エンジニアリングの観点からのソリューションを提供する事に努力するのがシステムズ・エンジニアリングであり、純粋に関係者全体の活動をマネージメントするのがプロジェクト・マネージメントではないだろうか。両方ともマネージメントする対象や内容は多少重複する。

1つのプロジェクトに対するアプローチの仕方と物事の見方は異なるけれどもどれも表裏一体でありどちらかがお粗末であっては成功する確率は低くなる。プロジェクトマネージャーとシステムエンジニアは二人三脚なのだ。

え?うちのプロジェクトにはプロジェクトマネージャーはいるけどシステムエンジニアはいない?
ご心配なく、その場合はプロジェクトマネージャーか他の人がシステムエンジニアの役割を果たしているはずだ。要は人ではなく両者の観点を保ちながらシステム開発がコントロールされているか、なのだ。

写真は打ち上げ準備中の月探査機SELENE(JAXA HPより)。月到達までもうすぐだ!!

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