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2007年11月24日 (土)

Risk Triangle(その1)

20071123_1 1992年当時、NASAの長官であったDan Goldin氏がこれからの宇宙開発を変革するスローガンとして提唱した有名な言葉、"Faster, Better, Cheaper(より早く、より良く、より安い)"は宇宙開発をかじっている人たちなら誰でも知っていると言っても過言ではない言葉だと思う。

その最大の理由は、当時非常にわかりやすくキャッチーなフレーズであった上に、良いことずくめになっていくというバラ色の未来を(現場から離れるほど)夢想させ、人々を熱狂させる事ができたからである。
もう1つの理由は、実際に取りかかってはみたものの実行することは非常に難しく、全てが夢に終わったと言うことである。今では大きな間違いだったとさえ言われているくらいだ。

そんなの「旨い、早い、安い」と一緒だし日本のあの企業は、ちゃんと実現して上手くやっているんじゃないか、と思う人がいるかもしれないけれどそれは違う。今の状態から「もっと旨く、もっと早く、もっと安く」を同時に、しかも継続することができるかというと難しいことが分かってもらえるんじゃないかと思う。

それじゃぁ何故実行がとても難しいのかを考えてみよう。
まず思いつくのは、全ての項目が直接プロジェクトのリスクとなって跳ね返ってくるからだ。そのリスクとは次の三つだ。

  • スケジュールリスク(Faster)
  • 技術リスク(Better)
  • コストリスク(Cheaper)

実際のところ、どのリスク項目もプロジェクトでは必ず考えなければならない当たり前のことだ。
見逃してはならないのは、それぞれのリスクがお互いに密接に関係していることなのだ。

(つづく)

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