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2008年2月 1日 (金)

異文化のSE(その2~相手を知る)

僕が1年間アメリカでSEを学んでみようと思ったのは、本場アメリカで実行されているシステム開発プロセス、手法、ツールなどを日本に持ち帰ってそのままコピーして使いたいからではない。

日本で、特に宇宙開発の分野でSEを普及させるためには、アメリカのコピーではなく日本人の物作り文化にあったSEを自分たちの手で確立するしか無いと思っている。それでも経験だけから発見的にSEを体系化するのは並大抵の努力ではできないし途方もない時間がかかるだろう。

それに中途半端にアメリカのSEを聞きかじって、納得のいかないことも多い状態では余計に時間がかかることは間違いない。

ならばここで一年間かけてでも、アメリカ人がどういう問題をどうとらえ、どういう切り口から、どういう考え方で、チームや個人でどう取り組んでいるのか。どういう方法論やテクニックをどこまで本気でどうやって使っているのかを知りたいと思ったのだ。

一度、完璧とは言えないまでも体系化されたSEを裏の裏まで理解することで、欧米式のSEの長所短所のみならず、自分たちの物作りをもう一度客観的に見つめ直すことができて、欧米式SEの骨格を上手く利用して自分たちが何をすべきかに対するヒントが得られるんじゃないだろうかと。

結果的には、アメリカに渡って勉強してきた価値はあったと自分では思う。もちろんSEを体系的に理解したとはとても言えない。自分の能力が足りなくて理解できなかったこともあるだろうし、だれも解決していない問題がどんどん見えてくる。知れば知るほど新しい疑問が湧いてくる。

それでもMITのキャンパスで大勢のクラスメートと共に学び、共に過ごしてきた中で色々な事を知り、色々なものが今までと違う視点で考えられるようになってきたと思う。

前置きがとても長くなってしまったが、次回はいよいよ僕がアメリカでSEを学んで印象に残ったことを、ぎゅっと凝縮して書いてみたい。

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