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2008年4月23日 (水)

喜びと困惑と希望

20080422先日、招かれて旧友の結婚披露宴に列席してきた。仲の良い友人の幸せを祝い、多くの友人達とわいわい話すのは毎度の事ながら気分がいいものだった。そして披露宴といえばもう一つ。そう、新たな出会いの場でもある。
最初にお断りしておくと、このブログに書くのだから当然ながら心ときめくような出会いではない。たまたま隣の人が某電気メーカーで通信機器のアナログ回路を研究するエンジニアで、システム開発の話に花が咲いたのだ。

実は電子回路は見た目こそ小さいけれど、中は複雑な一つのシステムだ。電子機器の回路設計はデジタル回路なら僕も実際に回路基板を自作したことがあるので少しはその開発の大変さがわかる。

消費電力、ノイズ、熱、配線の長さや形、制御のタイミング、様々な通信規格や部品の規格などを考慮して設計し、ハードウェアとソフトウェアを複数のチームで分割して開発したものを一つの回路に統合して問題なく動くようにするのは実際相当大変な仕事のようだ。

「現場で頑張って摺り合わせるだけじゃ、やっていけない時代ですよね」

図らずも彼からこの言葉がでてきたことで、SEについて理解してもらうのはとても簡単なことだった。

分かり合える仲間が出来たようで嬉しいひとときだったが、こういう人たちでさえ(特に欧米式の)SEを知らないのは何故なのだろうか。PMの国際標準は日本にも根付いているのに、SEはそうでないのは何故なのだろうか。

それは単に宣伝不足なだけではなくて、いま世の中にある欧米式のSEが日本人のニーズに合っていないせいもあるだろうし日本人の「ものづくり」に対するパラダイムが変わっていないせいもあるだろう。

いずれにせよ欧米の人たちがやってきたように、日本で日本人が集まって自分たちのSEを作り上げていく環境が少しずつでも整うことを地道に続けていくしかない。

今月から慶応義塾でSDMプログラムが始まっているし、9月には初めてのSEに関する本格的な国際シンポジウムが日本で開催される。アブストラクトの締切は4月末なのでネタがあるかもしれないという人は今からでも遅くはないので投稿してみてはどうだろうか。挙げられているトピックは意外とどこの企業でも有りそうなものばかりだ。

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