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2009年5月13日 (水)

2008 Best Theses in Tech TV

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You Tubeのようなサービスは沢山あるけれど、MITではTech TVと称して学生が作ったものからMITオフィシャルなものまでたくさんのビデオを公開している。そこで自分のクラスメイトが取ったSDM Best Thesis Award 2008の紹介(?)ビデオがアップロードされていたので皆さんにも紹介しよう。

SDM Best Thesis AwardとはSDM/MITでは毎年教授陣が最も優れた修士論文に与える賞で、何人かのSDMのプログラムディレクターを含めた何人かの教授陣が60本の論文を「精査して」選出されることになっている。
実は2008年の受賞者は去年の夏には決まっていて、受賞したDavidは大の友人と言うこともあって、彼がタイミング良く10月に日本にやってきたときには2人でささやかなお祝いをしたし、年明けの2月にはWEBでの受賞講演が有った(本人もWEB参加)ので今更ではあるけれど何度祝ってもめでたいものはめでたい。

彼の論文の内容を簡単に言うと、いわゆるジェネレーション・ギャップとして語られるエンジニアの典型的な性質、例えば「年配のエンジニアは保守的」だとか「X世代はわがまま」なんていう性質は意外と当てはまらないんじゃないの?ということをアンケートを元に分析したものだ。

人によっては、「こんなのがベストなの?」と疑問を持つかもしれないが、これまで当たり前と思われてあまり脚光を浴びてこなかったことを分析して、新しい考え方を提供したことに大きな意義が有るのだろうと思う。

本人は、「自分の論文は全然いいと思ってなかったから何で受賞したのか全くわからん。ディレクターから連絡を受けたときには『冗談はやめてくださいよ』と笑い飛ばしてしまって、本当にそうだと受け入れるのにしばらく時間がかかったよ。」と頭を掻いていたけれどやはり嬉しそうだった。

そんな彼の論文はもちろんMITの図書館WEBサイトに登録されていて、世界中誰でも全文を読むことが出来る。
Kim, J. David, "Generation gaps in engineering?"

ちなみに、SDMプログラムの学生がどんな論文を書いているか、興味がある人は過去の論文を調べてみるのも面白いと思う。SDMの修士論文は授業などで学んだことを使って論文を書かなければならないので、どういう人がSDMでどういうことを学んでいるかが論文に良く現れるからだ。

非常に数学的な理論を提唱をした論文、企業の開発プロセスを分析した論文、マーケティング理論を検証したMBA張りの論文など、しかもかなりが実際の仕事に関係しそうな題材。改めて見てみると本当に自分でも驚くほどSDMは多様性に富んだプログラムだと思う。

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