「熊とワルツを」"Waltzing with Bears"
今日も、一冊の本を紹介しよう。名前は似ているが、一昔に流行った「白い犬とワルツを」とは全く関係ない。あれはあれで優れた小説なので、アメリカ文学好きにはお薦めなのだが、こちらはプロジェクトリスク管理の優れた教科書だ。
何が優れているかというと、SDMで学んだリスク管理の内容とかなり重複するところがあるせいか、しっくりとくる事が多かったせいもあるし、仕事上「あるある!」と思わせられる事例も多く示されているからだ。
- プロジェクトのスケジュールは何も問題が起こらなかった場合にのみ成立する最短日程に設定される
- プロジェクトが内部に抱える本当に重要なリスクはリスクとして明示されない。
- リスクを認識をやっている組織は多くともそれを本当に活用している組織は非常に少ない
リスク管理とは何かを簡潔に分からせてくれる良著だ。
この本の内容が理解できればリスク認識まではできるようになるんじゃないかと思うけれど、プロジェクトを実際に運営しながらリスク管理ができるようになるまでには大きなギャップがあることも事実だ。
どれだけ素晴らしい教科書があったとしても、それを読んだだけでいきなり熊とワルツを踊るなんて気に、僕は全くなれないのだ。
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