2009年3月31日 (火)

Open Contents in Academic World

Dome1 ソフトウェアに限らずOpen Sourceという言葉が徐々に使われるようになってきて、どちらかというとOpen Contentsとでも言うべき現象がいろんなところで見られ始めている。

MITに限らず日本の大学でも授業の資料を一般公開してしまう試みが始められているし、MITのOpen Course Wareについては以前このブログで紹介したとおりだ。

MITは今後全授業の資料を公開する方針のようだが、もちろん資料は教科書を書き下したようなものに過ぎない。授業の本当の価値は優秀な教授のリードの元で優秀な学生たちが議論し、課題やグループワークを通じてトレーニングを積み、教授を含めた全員の能力を高めていく活動そのものにある。

もちろん資料を公開することで、世界中から資料に関するフィードバックが得られるだろうし、本当に授業を受けてみたいと感じた人がやってくるだろうから、大学としても得られることが多いだろう。

そして今日さらに驚きのニュースが飛び込んできた。
マサチューセッツ工科大学、Webで論文を一般公開
これまではアブストラクトまでしか一般公開していなかったのだが、全文読めるようになっている。ただし印刷可能なものはこれまでどおり学内限定。

いやいや、これは思い切った戦略だと思う。決してここら辺の世界情勢に詳しいわけではないので、既に多くの大学などで実施されていることであったら自分の不勉強を恥じるばかりであるが、現状では(少なくとも自分の知る限り)論文を読もうと思うとどのようなメディア形態であれ、一部あたりの費用もしくは年会費を払って読まなければならない閉じられた世界だ。学術団体や論文DBの会社はその費用を運営費としているし、一つのビジネスモデルになっている(はずだ)。

一方で論文の価値を計る指標として「どれだけ他の論文に引用されたか」がある。さらにもっとマクロな視点で見ると、インターネットで世界中が繋がっている今、とある分野の研究が発展するためには多くの人たちが簡単に他人の研究成果にアクセスでき、それを元にさらに進んだ研究に取り組めるような環境、研究者の輪が広がっていくことが非常に大事であることは言うまでもない。

研究者は論文を読んでもらうために書いているのに、簡単には論文を読ませないような仕組みになっているわけだから、単純に考えればこうなっていくべきなんだろうと思う。僕の修士論文も以前から指導教官のWEBサイトに載っていて世界中誰でも読めるようになっているし、多くの研究者はずっと前からそうやって自分の研究成果をオープンにしているのにね。

そして世界中の研究者たちが個人的に自由に繋がり、研究成果を交換し、議論を交わす環境は実際にできあがっている。
そうすると大学はもちろん多くの学術団体(学会)は、会員網という人のネットワーク、シンポジウムという研究成果の交換会、論文や機関誌という研究成果を発表する機会の独占などを提供することで人を引きつけ、資金を得るというビジネスモデルから脱却しなければ将来は無いんじゃないかと思う。もちろん、日本国内に活動を限ったローカルな学会とて例外では無いし、一つの学会がその分野での独占状態を続けられると考えるのもあまりに楽観的だろう。

本質的には、昨今の出版業界や音楽業界がぶち当たっている状況と同じ事が学問の世界でも起ころうとしているというのは、あながち間違っていないと思うのだがどうだろうか。
(写真はMIT Libraryの一つBarker Engineering Library。Great Dome(10号館)のドームの中が使われているちょっとユニークな図書館。僕も修士論文執筆時には度々訪れた。)

2007年12月15日 (土)

1人1台

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MITには有名な研究所がいくつかある。もちろんほとんどは技術者や科学者に限っての話なのだが、その中でもひときわ有名な研究所がMedia Lab.(メディアラボ)だ。

以前にこのページで紹介したプロジェクトマネジメントの授業で、とあるチームが分析対象に選んだプロジェクトが、このメディアラボが大々的に進めているOne Laptop Per Child(全ての子供に1台ずつコンピュータを)プロジェクトだった。

メディアラボのネグロポンテ教授が始めたこのプロジェクト、1台$100のノートPCを開発して発展途上国の子供たちが教育の場でコンピュータやインターネットに触れる機会を持ってもらおうというのがコンセプトだ。最初はできるわけがないと言われていたこのプロジェクト、値段はまだ$188もするけれど既に第一ロットとして30万台の製造に取りかかっている。
アメリカでは「1台買って1台寄付しよう」(Give one, Get one)というスローガンの元に市場に出回っている。(ちなみにこれはアメリカでは一般的な「1つ買えば、もう1つもらえる」(Buy one Get one)のパロディだ)
11月12日に販売をスタートして以来、既に19万台も売れているらしく滑り出しは順調と言ったところだろうか。

日本のIT関係のメディアでも以前から紹介されていたので僕も知ってはいたが触ったことはなかった。それが最終プレゼンテーションの当日にメディアラボの協力を得て、実際にクラスの中で回覧された。
他のクラスメートも耳にしたことはあっても手にするのは初めてのようで、じっくりといじくってなかなか回してくれない。残念だがプレゼンテーションの内容よりも明らかに皆他人の手元にあるPC注目している。

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そしてプレゼンテーションも終わりに近づいたところでようやく僕の手元に回ってきた。14インチのThinkPadと比べてみるとかなり小さいのにもかかわらず意外に重い。キーボードはふにゃふにゃでキーを打っている感触は全くと言っていいほど無いけれど完全防滴で壊れそうな部分が全くないのには感心した。

OSはLinuxベースの独自OS「XO」が搭載されている。一番感心したのはこのOSのユーザーインターフェースだ。とにかく教育用に目的が絞られているのでできることはかなり限られているんだろうけれど、とてもわかりやすい。起動も早いし説明書なんて無くても1分いじればできることがだいたい分かる。メール、ブラウザ、チャット、文書作成、お絵かき、計算などなど何でも簡単にできる。目的とユーザー層を上手く見極めて開発していることに感心してしまった。(大人が子供から取り上げてオフィスで使うにはちょっと向かない。)

文字入力は英語版はもちろんのこと、おそらく政府との契約がある発展途上国向けにロシア語、モンゴル語、ヒンディ語、アラビア語、アフリカ諸国の言語などが用意されている。

日本の子供たちは物質的にはすごく恵まれている環境にいるためか、さすがに日本語版は開発されていないし販売も計画されていない。それでも最近はこれに触発されてかASUSのeee PC($199-399)やIntelのClassMate PC($250-300)が欧米や発展途上国で売られている。

娘が小学生に入る頃にはどれでもいいから日本語版を1つ買ってやりたいと本気で思う(売り出されなかったら勝手に日本語化しちゃえばいいけど)。携帯電話なんかよりよっぽど買ってあげたくなる。

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ちなみに写真のキーボードはヒンディ語版のキーボードトップ。

うーん、アメリカでeee PCを自分用に一つ買って帰りたくなってきた・・・パソコンが4万円だもの。

2007年9月24日 (月)

Japanese C-function

20070923_1 先週の木曜日に、Sloan Business School主催のJapanese C-Functionのパーティがあったので参加してきた。C-FunctionというのはConsumption Function(国別行事、とでも訳すのか?)の略で、主に各国のMBA一年生が主催する月一回程度のお祭りのことだ。
SDMはMBAコースではないけれど半分MBAの学生みたいなものなので入会することが可能だし、お知らせが回ってくる。僕は気がついたら入会するタイミングを逃していて、それ以降入っていないのだけれど、このイベントにはMITの学生(&家族等の同伴者)であれば誰でも参加できる。普段忙しい中で、こういう企画で楽しみながら交流を図れる機会があるのはとてもうれしい。

もちろんお祭りだけではなく、月曜日から木曜日まで、日中はToyota、Sonyなどの企業の講演が準備されていて、その打ち上げが最後のパーティーなのだ。金曜日にも授業が当然あるのだけれど、なぜ金曜日でなくて木曜日にパーティがあるかというと、金曜日は家族と過ごす日なので、家族持ちのクラスメートと飲みに行くのは木曜日が多い。本当の理由は聞いていないけれど、多分それに漏れないんじゃないかと思う。

話しを戻すと、Japanese C-Functionは9月から始まるMBAプログラムの中でトップバッターであり、毎年最高のC-Functionと言われているらしい。日本人特有の綿密な計画&下準備、サービスが受けるのだろうか。(だったらどこの国もそうすりゃーいいでしょ、と言うのは無理な注文なのだ)

会場に行ってみると噂に違わぬ大盛況っぷりで、移動するのが難しいくらいにごった返していた。汗だくで働き回っていた知人によると900人弱来たらしい。寿司はもちろん枝豆や焼きそばなどの食べ物コーナーは長蛇の列だし、キリンビールもすごい量が用意されていた。
名前を漢字で書いてもらうコーナーもあって、クラスメートも何人か喜んで書いてもらっていたのだけれど「美羅」はともかく「礼尾奈留度」ってありなんだろうか・・・・意味を説明するのにすごく困ってしまった。

柔道や剣道のデモンストレーション、浴衣のファッションショー、和太鼓演奏、日本文化の紹介も面白おかしくアレンジされている。その中でもサラリーマンコントなど日本文化を自虐的に紹介するショーが受けていたけれど、Japanese Traditionというムービーと同じで、自国文化を笑いのネタにして自虐的に紹介するというのは実はなかなか他の国の人にはできないらしい。

クラスメートにそういった日本文化とか考え方を説明しながら笑い話が出来るのは久々だったし、MBAの皆さんに感謝である。それにSDMにいると日本語を話す機会が本当に少ないし、久々に日本を身近に感じることができて嬉しかった。

しかし、いくら何でも会場のみんなに流行語と称して"MOE~~"と大合唱させるのはどうかと思う・・・・
いや、個人的にはこのイベント一番の爆笑ポイントだったけど。

もう一つの拍手物はこれ。しかも着ているのは日本人ではない。どっから持ってきた?
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2007年8月 7日 (火)

Top 10 Reasons

20070806_1 地下鉄Kendall/MIT駅前にはMIT Coop、つまり生協があって生活用品から学用品、教科書はもちろんのこと様々なMITグッズが売られている。観光客や学生本人だけではなく乳児から祖父母にまで対応した幅広い商品が揃っていてなかなか商売上手である。
その中に「子供をMITに入れた理由トップ10」が書かれたTシャツが売られていた。実は10年以上前にMITを観光客として訪れたときに気に入って自分用に買ってしまったTシャツがこれだった。その後長い間着ていたのだけれどさすがにもうダメになってしまっている。

懐かしくて手にとって読んでみると10年前とはいくつか理由が変わっている。以前は有った「年間3万ドルを使うのにこれ以上の理由は無いから」とか「紅葉シーズンにニューイングランドに行く理由が欲しかったから」などの理由が消えている。今の理由はこんな感じ。

  1. 風呂とトイレを昔のように自分の好きに使いたかったから。
  2. 冷蔵庫を開けたらちゃんと何かが入っている方が良いから。
  3. 子供が午前2:30にどこにいたかを知らない方が気分が良いから。
  4. 毎週の洗濯物が50kg減るのが嬉しいから。
  5. 午前1:30に電話が鳴ることがないのが嬉しいから。
  6. 小遣いが毎日ではなく月一回で済む方がいいから。
  7. 車を使いたいときに使えるから。
  8. 恋人が変わる度に会わされなくて済むから。人生を共にする一人だけで良い。
  9. 自分はエンジ色とグレーが似合うと思うから。(注:この2色がMITカラー)
  10. ボストンに行くまっとうな理由が出来るから。

・・・・アメリカンジョークとはアメリカ人しか笑わないジョークである、と言われる所以がわかっていただければ幸いである。

ちなみに写真が有ることからもわかるとおり、一枚買ってしまった。

もちろん親へのプレゼントとして。

そしてもちろんエンジとグレーが似合うだろうということで・・・・・・。

2007年8月 6日 (月)

ナントカ・アメリカン?

MITのStudent Centerという建物の2階にはファストフードを売る店がいくつか入っていて日本の大学と同じく学生食堂ともいえる雰囲気を醸し出している。一番人気は最近開店したこともあるだろうけれど日本でもおなじみのSubway。そのほかにはインド料理(カレー)、中東料理、和食がある。1階にはサンドイッチやピザなどを売るデリもあって、どこも似たような感じでにぎわっている。

20070805_1 その和食を売っている店の名前はShinkansen、英語名をBullet TrainとかSuper Expressという。さすがは新幹線、日本が誇る優れたシステムで何しろすごく速い。まったく良いところに目をつけたもんだと思う。
でも、この写真を見て気づく人は気づくだろうけれど、何かおかしい・・・・・
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やっぱり東北から九州まで思い起こしてもどの新幹線とも違うようだ。
肖像権の侵害を回避?確かに新幹線って名前は登録商標でもないようだし(未確認だけど)、これまた上手くやっているようだ。

20070805_2 で、何が売られているかというと、寿司とか大福も少しばかり並べられているけれどメインはこれ。照り焼きチキン(もしくはビーフ)と茹でた野菜(白菜、にんじん、ズッキーニ、ブロッコリーなど)が白ご飯(日本とは違う中粒米)の上にどちゃっと乗って約$5である。$1追加すると白ご飯を炒飯に変えることができる。
右の飲み物はBubble milk teaと言って、濃い「午後の紅茶ミルクティ」に黒くて大きいタピオカが沈んでいる感じで$2.7。

もう説明する必要は無いけれど和食ではない。中華系のクラスメートはこの照り焼きチキンを好んで食べているし、宗教上お酒を飲まずに甘いものが好きな中東系、インド系のクラスメートはBubble milk teaを好んで飲んでいる。
問題は「和食っておいしいよね、日本でもやっぱりこれをよく食べているのか?」と聞かれることで、その度に「この和食は日本では食べられない貴重なものである。」と冗談を言っている。

最初はみんなそれに驚くけれど、すぐにやっぱりそうかという雰囲気になって「あのインド料理はインドじゃ食べないよ」とか「中東料理だって中東に行ったら全然違うぜ」、「いやいや中華料理だって広い中国全部含めても全く別物だと思った方がいいよ」、「MITに限らずアメリカどこ行ってもそうだ!」という話しで盛り上がってしまうのだ。

先日は話しがエスカレートして、出てきた結論。

ここまで違ったらアメリカン・インディアンとかアメリカン・チャイニーズじゃなくて、もう全部ひっくるめてナントカ・アメリカンって方がふさわしいんじゃないのか?

あながち間違ってもいないのかも?

いずれにせよ、こういう物を食べていると味覚がおかしくなりそうな危機感を抱き始めているので、なるべく家でご飯を食べるように気をつけている。

2007年6月27日 (水)

Grad Rat

20070627_1 20070627_2 今日はこの夏一番の暑さで気温は36度まで上がった。さすがに暑いけれど、空気が乾燥しているので汗はほとんどかかない。昼ご飯は太陽の日差しを受けながら芝生の上で食べたのだけど不快感は全くなく、むしろ照りつける太陽が気持ちいい。その後、授業が始まるまで今度は校舎の階段に座って日陰で食後の熱いお茶。これも時折吹く風が心地よくて楽しんでしまった。冬は本当に寒いけれどその代償としてやってきた気持ちのいいこの気候を今のうちに思う存分楽しまなくては。

さて、MITの学生は卒業に合わせて(合わせなくても良いみたいだけど)Grad Ratという卒業記念の指輪が買える。学位、卒業年度、所属コースに合わせてカスタムで作ってくれるのだ。材質はステンレスから18Kの金まで、トップのサイズもXSからLargeまであってLargeは僕の大きな手でも不自然なくらい大きい!そして金なので文句は言えないかもしれないけれどやっぱり高い!一番高いのだと$700近くする。ちなみに学部生は金の代わりに真鍮なので非常に安く、名前もBrass Ratと呼ばれている。

指輪は写真の通りいかにもアメリカンなごついリングだけれど、意外とアメリカ人はこれくらいの大きなリングを普段から着けていたりする。教授でもこのリングを授業で着けている人を見かけるぐらいだ。

その指輪の価格が7月1日から10%以上も上がるので、どうせ買うならと思ってこのタイミングで1つ注文してしまった。これで卒業できなかったら非常にかっこわるいのでいいモチベーションにもなるはず。
面白いことに指輪を注文したクラスメートの中でアジアから来ている人たちは大抵スモールサイズ。滅多に着けることが無いとしても、文化的にあんまり大きいのは恥ずかしくて出来ないよな、と顔を見合わせて苦笑いしてしまった。

ちなみに、この指輪は卒業前に着けているとビーバーが鋭い歯で攻撃してきて卒業するのに痛い目に遭うと言われている。さらに、指輪を上下逆に着けていると歯が他人に向くので、クラスメートが痛い目に遭うらしい・・・。注文した指輪が2ヶ月くらいで届くのは楽しみだけれど日本に帰るまでは大事にしまっておこうと誓ったのでした。

2007年6月11日 (月)

Spring Term Grade

20070610_1_1 夏学期開始を前に、春学期の成績が出ていることに気がついてWebで確認。成績評価の対象となる授業は7つあったのだけど、平均が5点満点中4.8点。全てAかBというのは予想していたけど、Aが思った以上に多く平均点が予想以上に良かったので嬉しい。Bが付いたのは2つで、マーケティングとファイナンス関係の授業。多少あきらめていたところもあるので納得はしている。それ以外でも、クラスでの発言が重要視される授業にはいくつかA-が付いた。なので傾向は予想通りだった。

他のクラスメイトがどれくらいの平均点をとっているかはわからないけど、企業から派遣されているアメリカの学生はだいたい平均点で4.5点以上を期待されていると聞いているのでそれに比べても悪くないので一安心。
単に採点が甘かったのかもしれないけれど、ディレクターからは「留学生ならAが取れなくてもBである限り上出来だ」と言われていたので教授にも頑張りが伝わったのだと思いたい。

とはいえ心底満足できているわけではないことも確かなのだ。それぞれの授業で一緒にグループワークをしたチームメイトにはまだまだ英語能力の不足分を埋めてもらっている状況だし、正直に言って4.8点に胸を張れる状況ではない。さらにこれから始まる論文は自分の能力がフルに試されるので、もっと頑張らないとただでさえチャレンジングな13ヶ月コースをスケジュール通りに卒業するのは難しい。それでも昨日、春学期に組んだチームの1つから夏学期の授業でもう一度チームを組もうというオファーが来たのは、単純ながら自信と励みになっている。

夏は4つの授業と論文のための研究。単位数は54で春学期とほぼ同じなので休みぼけをしている暇はない。

さぁ頑張ろう。

2007年5月 9日 (水)

Top 10 International Countries Over 10 Years

20080508_1 今日ふと留学生センター(International Student Office)の前に張ってあったポスターに気がついた。
MITにいる大学院生は約6500人ほどで、海外からの留学生はその37%を占めているらしい。
日本はとっくの昔に留学生の出身国トップ5から転落している事を知った。この10年のトレンドがこのグラフ。
ちなみに、SDMの場合は恐らくアメリカ人と外国人の比率は逆転するんじゃないかと思うけれども、日本はここ10年で2人なのでランキングがどうとか言う以前の問題だ。
同じようなプログラムでもTPPとか、特にSloan Business Schoolは毎年数人いる。

国内の大学や産業の規模と質、国の政治経済などの状況にも大きく依存するので、別にMITに来ている学生の数が多い少ないで一喜一憂する訳じゃないけれども、世界情勢とあわせて考えてみると、かなり相関があるんじゃないかと思えてきて、そういう色眼鏡で見られないよう頑張ろうと思ったのでした。

2007年2月17日 (土)

Study Room at Student Center

20070216_1 今朝は朝からクラスメートと久々にZセンターでバスケットボール。3on3だったけれども途中からかなり体が動いたのとシュートタッチが良かったのでかなり楽しんでしまいました。後のクラスで相手チームだった1人が「奴はJapanese Jordanだった、すごかったぜ」なんて話してたけど、それはどう考えても言い過ぎ。

昼ご飯を取った後、授業までの1時間をどう過ごそうか困ったところ、MIT歴の長いクラスメートが、「じゃぁ、Student CenterにあるStudy Roomに行こう」と言いだした。Student Centerの5Fにあるこの部屋は僕も知らなかったし、SDMプログラムのクラスメートはあまり知らないようだ。

それでも僕が通った日本の国立大学では考えられないほどすばらしい設備だった(当たり前か)。写真の通り私語禁止の勉強部屋の他に、Breakout Roomと同じくらいのミーティングルームが6部屋くらいあって、予約不可の早い者勝ちで使えるらしい。別に管理者がいるわけでもないのにSDMの勉強エリアよりも整然としていたので、教室とSDMオフィスが離れているのでこれからはちょくちょく使いそうです。

ちなみに一緒に来た彼は、授業までぐっすりお休みでした・・・。

2007年2月15日 (木)

Happy Valentine!

20070214_3 今日授業を受けていたらいきなり10人くらいの学生がどやどやと教室に入ってきて、教授の許可を得て1人の学生を捜し始めた。残念ながらお目当ての人は遠隔配信されている別の教室にいたのだけれども、なんと授業ジャックしてカメラの前で愛の告白を始めてしまった。遠隔授業向けにカメラとディスプレイをコントロールしているクルーも気を利かせて教室にいる彼らと彼女をスクリーンに大写しにして場を盛り上げていた(普通は音声入力に対して自動で大写しになる)

全部で5分くらいの出来事だったけれども、彼は教授のマイクを借りてカメラの前に全員で陣取って、アカペラでメッセージを歌いきった。多分アカペラサークルと思われる彼らの歌は非常に上手かったこともあって皆で聞き惚れてしまったが、なかなかたいしたことをやるもんだなと感心してしまった。教授も仕方ないなという感じで認めていたが、全てが終わった後で「・・・・さて、この雰囲気からどうやって授業に戻るかねぇ」と困った様子でつぶやいて爆笑をかっていた。

そういえば今日はキャンパスで花束を持った男子学生をちょくちょく見かけるし、バレンタインデーなんだなと思い出させてくれたのでした。

我が家は夫婦共に非常に忙しい日々を送っているのであまり考えてなかったけれども、深夜に帰宅したとしても、少しは妻に感謝を表す時間を作るべきかなと思った出来事でした。

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